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飼い猫のマミちゃんと一緒に、動物との共存・共生について考えみようと思います。
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11日に福岡県の犬猫殺処分改善に対する取り組みを書きましたが、13日の西日本新聞には熊本県の取り組みが掲載されていました。福岡県よりも数段進んだこの取り組みが、全国各地に展開されることを強く望みます。(それにしても「処分」という言葉はなんとかならないのでしょうか。命をモノとしてしか見ていない行政の姿勢が浮かびます。)

以下、3月12日付・西日本新聞からの全文抜粋です。
「『犬殺処分ゼロ熊本市の挑戦・持ち込みの飼い主説得・HP開設し迷い犬紹介・生存率82% 地道な努力成果』
自治体が捕獲したり、飼い主から引き取ったりした犬の8割に当たる約11万匹が毎年、全国で殺処分されている。そんな中、熊本市は犬を飼い主に戻すことや新たな飼育者探しを続け、処分率を全国トップクラスの2割以下に減らしている。「殺処分をなくそう」を合言葉にする同市の取り組みが注目されている。

悲しげな目をした犬が「ガス室」に送られ、殺される場面がビデオで流れる。熊本市動物愛護センターで週1回ある譲渡前講習会。保護された犬を譲り受ける飼い主は、必ず受講しないといけない。2年半前から始まった。ある日の受講者は女性2人。ビデオ放映後、獣医師の斉藤由香さん(27)がペットの面倒を一生みる「終生飼養」の大切さを講義する。

「犬を飼うのは簡単ではありません。本当に飼えるのか、考えて決めてください」。参加した主婦(47)は「子どもを育てるのと一緒なんですね」とうなずく。
かつて熊本市は一週間程度保護して処分していた。この“流れ作業”に変化が起きたのは2002年。終生飼養をうたう動物愛護法の理念を生かし、動物愛護推進協議会を発足させ、生存率を上げる取り組みを始めた。迷い犬を飼い主に戻そうと、保護した犬を紹介するホームページもこの年、開設した。

センターの職員は憎まれ役も辞さない。娘と一緒に認知症の犬を連れてきた母親に「家族同然の犬を捨てていいんですか。娘さんはお母さんの背中を見て泣いていますよ」と翻意を促す。転勤などで犬が飼えなくなる場合、新たな飼い主を探すよう求める。それでも、引き取りを求める人には「犬を飼う資格はない」と非難することも。

地道な努力が実を結び、熊本市の07年度の犬の引き取り数は1998年度の1割の52匹に減った。飼い主に返還する犬も増え、98年度に12.4%だった生存率が07年度は82.1%に上昇した。現在は保護する犬が50匹を超えた場合に処分する。年々、引き取り数が減っているため、保護期間が長くなり、餌代が増えた。増加分は市民やボランティアの寄付で賄っている。

この試みが注目を集めている。獣医師の斉藤さんは山口県下関市からの派遣職員。熊本市の取り組みを知った下関市長が昨年4月から1年間、研修に送り出した。斉藤さんは「市民を説得する職員に感銘を受けた。このノウハウを下関でも生かしたい」と語る。
熊本市は4月からセンターの職員が小学校で動物の命の大切さを教える出前授業も始める。命を軽んじる事件が後を絶たない今だからこそ「殺処分ゼロ」を目指す熊本市の挑戦が、ほかの自治体にも広がってほしい。 」(抜粋ここまで)
 

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読売新聞に「殺処分の犬、猫救え…ワースト返上へ福岡県が本腰」という記事がありました。年間35万匹にも及ぶ犬猫の殺処分を少しでも減らそうと、成長した犬と猫は2000円、子犬と子猫は400円で持ち込みを有料化する方針なのだとか。

こんなことで本質的な問題が解決するとはとても思えません。犬猫の命をわずか2000円、子犬、子猫はワンコインにもならない400円で処分しますといったニュアンス、かえってとても嫌な気持ちにさせられます。お金が払いたくないから処分をしないという飼い主が、最後まで愛情を持って育てるはずもなく、そのまま飼われたところでどういう飼われ方をされるのかは目に見えています。

お金で解決するのではなく、もっと根本的に、命に対する責任を飼い主に認識させる方法を考慮する必要があるのではないでしょうか。持ち込んだ飼い主には、殺処分当日の立会いを義務付ければよいと思っています。どれほど苦しんで死んでゆくか、その目で見ること、命を見棄てるということがどれほど重い意味を持つのか、心にしっかり刻み付けること、そんな「処罰」が必要だと思っています。

これを義務づければ、年老いた犬を処分して新しい犬を購入するなどという、とんでもない「愛犬家」も駆逐できるのではないでしょうか
 



まみちゃんは(たぶん)ペルシャ猫ですから、毛がとても長いんです。頻繁にブラシをかけてはいるのですが、最近お腹に毛玉がたっぷりできてきてしまいました。少しずつハサミで切っていますが、以前、皮膚を切ってしまったことがあるのでオソルオソル…。そのうちに暴れはじめてしまって、大して掃除することなく終わってしまいます。

お風呂にも入れたいのですが、目や鼻がいつもウルウルした状態なので、風邪をひかせるのが嫌で、それもできません。猫ちゃんをお風呂に入れた翌日、急死してしまったなんていう話も聞いていますので、とても用心しています。そろそろ暖かくなってきたので、あとはすっきりさっぱり、短毛種の猫に変身させるしかないかな。

しかしまあ、血統書なんて、人間の都合の良いようにかわいく作ってありますが、鼻がぺちゃんこなばかりに食事が満足にできないとか、長毛のために毛づくろいも満足にできないとか、猫にとってはいい迷惑ですよね
 



やっと晴れたと思ったら、今日はまた雨。雨の中の買い物はとても億劫ですが、冷蔵庫は向こうが透けてみえるほど見事に空っぽ。どんなに工夫しても、今日一日の食事をまかなうことはできません。

人間はそれでも、オニギリだけなんていう食事でもなんとかなりそうですが、猫のまみちゃんを納得させるのは至難の業。まみは朝は缶詰ですが、夜は必ず鶏の胸肉を煮たものを食べますから、鶏肉が出てくるまで大騒ぎをされて生きた心地がしないのです。

その昔飼っていた犬は、鳥のささみとキャベツを煮たものが大好物でした。キャベツが効を奏したのか20年生きてくれましたが、まみの食事はキャベツなし。栄養の偏りが心配なので、朝は缶詰にしているのです。ドライフードは一切食べないんですよね、食べてくれると楽なんですけどねえ。
 



猫のまみちゃんの朝の日課は、窓から外を眺めること。春になっていろいろな鳥が庭にやってくるようになり、まみは嬉しくてたまらない様子です。何が嬉しいのかはわかりませんが…。猫が鳥を見つけた時のあの独特な鳴き声、「カカカカ」という、顎に歯をぶつけるような声を出して、鳥の動きを追っています。

鳥のほうも賢くて、どうせガラス越し、つかまえられっこないんだからとばかりに、窓のすぐそばまできてまみをからかっています。昨日は夜のうちに雪が降ったらしく、庭にはほんのりと雪が残っています。雪と野鳥と猫、墨絵にでもなりそうな光景です。
 



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