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飼い猫のマミちゃんと一緒に、動物との共存・共生について考えみようと思います。
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岐阜市にある「日本動物介護センター」(山口常夫理事長)というNPOは、障害者の日常生活を手助けする介助犬の育成やしつけの訓練をしている組織だそうです。そのNPOが被災地から避難してきた犬を100匹預かる計画を立てているのだとか。「預け先が見つからなければ心配で避難できない」という飼い主の手助けをしたいということなのだそうですが、4月からスタッフ2人と交代で被災地に出向き、「わんちゃんで困っていることはありませんか」と呼びかけ、飼い主から預かって岐阜市と富加町にある訓練施設に保護しているというのですから、その情熱は生半可ではありません。犬は1年をめどに預かり、飼い主の事情に応じて、新たに引き取ってくれる人を探すそうです。

五月の連休にはボランティアが現地に大勢出向いたようですが、ボランティアというのはどうしても自己満足に陥りがちですよね。一日参加しただけで、後はすっかり忘れてしまうなんていう方もたくさんいるのではないでしょうか。私も児童相談所でボランティアをしようと考えたことがありましたが、施設長からこう言われました。「継続する意志がないなら子供を傷つけるだけです。いろいろな人がやってきて、数日子供を相手にしたらもうそれきり。子供たちはまた見棄てられたという感情になるのです」と。NPOというのは設立するときにしっかりとした理念が必要です。被災した動物たちを最後まで責任を持って預かるという「日本動物介護センター」にはそれがあったのでしょうね。 
 

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住んでいるのは片田舎…というか、かなりの田舎です。農業従事者がたぶん、住民の多数を占めているのだと思いますが、そんな土地柄のせいか、ここでは頻繁に広報が放送されます。まずはたぶんお昼ご飯の合図なのでしょう、11時に鐘が鳴り響きます。お昼ご飯を作る時間ですよ~といったところでしょうか。そして夕方には「夕焼けこやけ」が流れ、その15分前には子供に帰宅を促す放送が流れます。

お昼の時間、帰宅の時間を知らせるのはまだしも我慢できるのですが、我慢できないのが毎朝10時に、しばしば注意を呼びかける放送があること。「火の元に気をつけましょう」「振り込め詐欺に気をつけましょう」「空き巣に気をつけましょう」「車泥棒が現れました」「空き巣に入られました」「おじいちゃんが行方不明です」「イノシシがでました」…すごいですよね。

モグさんがブログに、銀行の自動サービスコーナーで、画面にちょっとでも触ると「いらっしゃいませ!」と叫ぶ若い女の子の声が苦手で、それは親切というよりただのおせっかいなのではないか・・・というようなことを書かれていますが、本当に過剰ですよね。日本人というのは成長していない子供、誰かに注意をしてもらわないと間違いを犯すという、よちよち歩きの幼児ということになるのでしょうか。
 




春の陽気に誘われて、近くの公園に遊びに行きました。沼の近くにある公園で、側を流れる川に、船を出して釣り糸を垂れる人、マラソンをしている人、写真を撮る人、それぞれが春の到来を待ちわびているように見えました。

この公園ではいろいろな生物が観察できるのですが、残念なことに、公園の前を通る大きな道路に生態系を破壊され、向こう岸に着くことなく命が絶たれてしまう動物たちを観ることもしばしばです。一番ショックだったのは、かわうそのような生き物が道端に倒れている様子でした。口に魚をくわえたままの姿なのです。巣で待つ子にでも持ってゆくつもりだったのか、親の必死さと、エサを待つ子たちのことを思うと胸が潰れそうになりました。

ただでさえ、人間によって生きる権利を奪われている動物たちなのに、昨日は、向かいの田んぼに鉄砲を持った人を見つけ、心がくず折れそうになりました。農作物を荒らす動物を撃ちにきたのでしょう。農業を営む人にとっては、それは生きる上でやむをえないことなのだとは思います。でも、あと数時間もないだろう命を生きている動物がいる…。他の生物の命を容赦なく奪う人間という存在が、なにかとてつもなく恐ろしいもののように感じられてなりませんでした。
 



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